対面キッチンのデザインは多々あり、リノベーションやリフォームで選ぶ際にも重要なポイントになっています。その中でもオリジナル感を出したいという場合におススメなのがモルタルやモールテックスを使ったオンリーワンのキッチン。モルタル仕上げにすると、お部屋にスタイリッシュさがプラスされますよ。
今回は、キッチンのリフォーム事例の中から、モルタルやモールテックスを使用したキッチンと、タイルや化粧材を施したグレーキッチンをご紹介します。
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おススメリフォーム事例<モルタル・モールテックス>
レンガやブロックの目地に使用されるイメージのあるモルタルですが、キッチンに使用することでお部屋のアクセントになります。システムキッチンにはないこなれ感が出るので、おしゃれなお部屋作りにぴったりです。さらに、モルタル調のモールテックスならカラーバリエーションも豊富なので、理想のお部屋作りが叶うでしょう。
無骨なモルタルを生かしたスタイリッシュなキッチン
無骨なモルタル仕上げが主役のキッチン。職人技ならではのコテむらが美しいですね。シルバーのレンジフードを合わせてスタイリッシュにコーディネート。使用する色を限定したことで洗練された印象になっています。グリーンを添えたことで無骨さが和らぎ、ほっとする空間に仕上がっています。
モルタル×タイルで素材感が際立つキッチン
キッチンカウンターはモルタル塗りで仕上げています。躯体現し天井や所々に取り入れたブラックと相まって、無骨さもありつつ洗練された印象です。キッチン横の壁にはタイルを。シンプルな色合いでまとめているため、それぞれの素材感が際立ちます。
モールテックスならではの絶妙な色使い
モールテックスとはベルギーの佐官材で、特殊な樹脂が混ざっているため薄塗りでも強度が高く、欠けや割れがしにくいのが特徴です。また、好みの顔料を使用して好きな色を作れるのも魅力。こちらの事例では、躯体現し天井のインダストリアルな空間にニュアンスカラーのモールテックスを合わせました。落ち着いた明るめの色味が、ハードな印象を抑えて優しい雰囲気を作っています。
参考記事:「モルタル」と「モールテックス」の違いや特徴について
おススメリフォーム事例<グレー化粧の対面キッチン>
「もっと気軽にキッチンをアレンジしたい」という方におススメなのが、化粧材によってキッチンの色や質感を変える方法です。こちらではマットなグレー化粧やモルタルのような仕上がりの化粧材を使用したキッチンをご紹介します。
マットなグレーをナチュラルにアレンジ
マットな仕上がりが魅力のグレーキッチン。フローリングやカウンターに取り入れたウッドとの対比で存在感が増しています。色味をモノトーンに絞ったことで大人っぽい空間に仕上がっていますね。棚板にはフローリングと合わせた色味の木材を使用したことで、温かみが加わりナチュラルな雰囲気になっています。
床や天井と色を合わせて統一感を出す
キッチンカウンターやキャビネットだけでなく、床や天井もグレーに統一した対面キッチンです。統一された色合いの中に、壁に設置された棚板の木の温もりが際立っていますね。落ち着いたトーンのグレーなら木材ともしっくりなじみます。同じ色を意識して組み合わせたことでまとまりのある空間になりました。
グレーでゾーニングしたキッチン
キッチンをグレーや白で統一した、清潔感のあるキッチン事例です。キッチンはリビングのフローリングとは床材を変えてあり、さりげなくゾーニングしています。所々にあしらった木材が、柔らかさを加える良いアクセントになっていますね。
キッチンにモルタル・グレー化粧を取り入れるときに考えたいこと
一口にグレーキッチンと言っても、質感や機能性を重視したモルタルやモールテックスを使用する方法や、デザイン豊富で気軽に取り入れられるタイルや化粧材を使用する方法があります。
モルタルを使用したキッチンはおしゃれな雰囲気になるとして、リフォームやリノベーションでも人気があります。薄塗りができて柔軟性に富んだモールテックスはカラーバリエーションも豊富なので、モルタルでは難しいとされるデザインや形状でも、理想の質感や色味でキッチン作りをすることができるでしょう。
グレータイルやグレー化粧材は、いろいろなデザインがあり同じグレーの中でも好みの色味を選べること、そして既存のキッチンを生かしてリフォームできる点がメリットでしょう。さらに、モルタルと比べて施工時間やコストも節約できます。
キッチンの雰囲気作りにはいろいろな手法があるので、それぞれのメリットやデメリットを確認し、ご自身の理想にマッチする手段を選ぶと良いでしょう。
まとめ
キッチンがこなれた印象になるモルタルキッチン、そしてグレータイルや化粧材を施したキッチンをご紹介しました。
グレーはどんなインテリアにも似合うカラーなので、お部屋の主役としても脇役としても使えます。空間にさりげなくなじませたりエッジを効かせてアクセントにしたりと見せ方もさまざま。
オリジナリティのあるキッチン作りをしたいという方は、今回の記事を参考に理想のキッチンをイメージしてみてください。
writing:endang38
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